「米国ニューメキシコ州における日米スマートグリッド実証」に係る委託先公募について
平成21年11月2日
公募概要
| 締切日 | 平成21年12月1日 |
|---|---|
| 状況 |
公募 |
| 事業内容 |
その他 |
| 対象者 |
企業(団体等を含む) 大学等 |
| 技術分野 |
エネルギー・環境技術分野(国際事業) |
| プロジェクトコード | P09023 |
| 担当部 |
新エネルギー技術開発部 |
公募内容
| 平成21年11月13日 | 添付ファイル「公募要領」 9ページ(5)その他留意事項の1行目を修正いたしました。 |
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独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集いたしますので、実施を希望する方は、下記に基づき応募下さい。
記
1.件名
「米国ニューメキシコ州における日米スマートグリッド実証」プロジェクト2.目的
地球環境問題やエネルギー安全保障(多様化)に対応するため、世界各国で再生可能エネルギーの導入が進められている。我が国においても、低炭素社会へ移行していく道筋を示すため、「低炭素社会づくり行動計画」が策定され、ゼロ・エミション電源の発電電力に占める比率を2020年度に50%以上とすることが具体的な目標として掲げられている。ゼロ・エミション電源の比率は、現状では電力量ベースで40%程度であり、これを50%以上にするためには再生可能エネルギーを加速的に導入する必要がある。太陽光発電(以下、PVという)については、2009年4月に発表された「経済危機対策」において、同年2月に導入が発表されたPVの新たな買い取り制度を前提とし、2020年度頃までに現状の20倍程度導入する目標が示されている。また、2030年度頃までに現状の40倍とする目標が示されている。しかし、出力が気象条件で変動するPVなどの再生可能エネルギーを大量に電力系統へ連系した場合、PVからの逆潮流による配電網における電圧上昇、系統全体の余剰電力の発生や、周波数調整力確保のための対策が必要となるなどの電力系統への課題が知られている。また、今後、様々な分散型電源導入による電力供給者の多様化、情報家電の導入やさらなる高電力品質を求めた需要家ニーズの多様化に応えるサービスの登場が予想されている。近年、このような課題を解決するため、情報通信技術を使用して、系統側のみならず需要側をも取り込んで効率的に電力の流れを制御するスマートグリッドという概念が注目されている。米国では電力系統の増強を目指した連邦予算が計上され、それを受け各地でスマートグリッドの研究が加速されつつある。また同時に関連技術やシステム等に関する国際標準化についても急速に議論が進められている。かねてより経済産業省と協力関係を築いていた米ニューメキシコ州政府は、統合的なスマートグリッドの技術開発及び実証を推進するべく、グリーングリッドイニシアティブ(以下、GGIという)を立ち上げ、ニューメキシコ州内5つのサイトで実証研究を展開することを計画している。NEDOは、これまで培ってきた我が国の系統連系技術の世界的展開を睨み、ニューメキシコ州においてGGIと連携し、日米共同のスマートグリッドに関する実証研究を展開する。
出力変動する再生可能エネルギーの系統連系については、資源エネルギー庁電力・ガス事業部に設けられた次世代送配電ネットワーク研究会において技術的側面の検討が始まっており、また経済産業省産業技術環境局においては、次世代エネルギーシステムに係る国際標準化に関する研究会が立ち上げられている。また、NEDOでは、これまでに、出力が気象条件の影響を受ける変動電源(PV等)と、高効率コージェネ等その他のエネルギーを適正に組み合わせ、これらを制御するシステムを構築することにより、安定した電力・熱供給を行うとともに、連系する電力系統へ極力影響を与えない供給システムに関する実証研究を実施してきている。また、PVを系統に集中連系するモデル事業や、単独運転検出装置の複数台連系試験方法についての検討を実施してきている。
これらの成果も踏まえつつ、本実証研究ではPVなどの再生可能エネルギーを大量導入した配電線において、情報通信技術を用い、蓄電池や蓄熱等の需要側機器を協調制御することにより、再生可能エネルギーの出力変動による影響を最小化するような配電線規模でのマイクログリッドを構築する。米国におけるこれら実証研究を通じ、〔1〕我が国では規制等により実施が困難な技術や我が国と異なる環境における各種装置の性能を検証し、我が国における今後のスマートグリッド研究開発にデータ・知見をフィードバックする、〔2〕我が国のエネルギー機器の実系統への導入・実証を通じ、我が国機器メーカの米国をはじめとする世界展開への足掛かりとする、〔3〕本実証研究で得られる様々なデータを有効に活用することにより、今後早急に進むと予測されるスマートグリッド標準化活動に資することが期待できる。
3.事業内容
以下の項目について実証研究を実施します。迅速かつ効率的な事業実施のため、事前調査から実証研究に至るまでの一連の事業を1テーマと見なし、本事業の実施者は事前調査及び平成22年度から実施予定の実証研究の両方を実施します。- 事前調査
本実証研究の着手に先立ち、平成21年度は事前調査を実施する。事前調査においては、本実証研究の最終目標を達成するため、事前検討及び現地調査を含めた情報収集及び調査を行い、予算状況を踏まえ事業化評価を実施する。 - 実証研究
- ロスアラモス郡のマイクログリッド実証
- 2~5MW程度の配電線において、太陽光発電(PV)2MW程度(日本側1MW程度設置)、蓄電池1MW程度を集中的に導入し、配電線の系統構成を切換えることによりPV導入比率を変えることの可能な配電線にて、PV変動吸収を可能とするEMSと情報通信技術の構築・実証。
- スマート配電機器(情報通信機能を持った配電機器等)を導入し、高い信頼性を有する配電系統の構築・実証。
- ロスアラモス郡でのNEDOスマートグリッドハウス実証
- PV(3kW程度)と蓄電池(20kWh程度)、蓄熱機器、IT家電といった需要家機器、スマートメータ技術とリアルタイムプライシングを組み合わせたEMS、宅内・宅外通信システムを有するスマートグリッドハウスの構築。一般住宅と比較し、効果を実証。
- アルバカーキ市での商業地域マイクログリッド実証
- 自立運転可能なビル(600kW程度)需要地システムを、蓄電池、ガスエンジンコージェネ、燃料電池、蓄熱槽、PV(100kW程度)等により構築し、高い信頼性を有する供給体制を実証。
- 配電系統内に設置されたPVの変動を、ビル側EMSと系統側EMSを連系することにより吸収できることを実証。
- 全体総括研究
- スマートグリッド全体とりまとめ研究
- GGIの5つのサイトで実施されるスマートグリッドの効果を分析し、上位系統への影響を評価。
- PV等の分散電源評価
- 10種類程度(合計1MW程度)導入予定のPVモジュールを対象に性能評価を行い、これまでに得られた日本におけるPV性能評価結果との比較検証。
- 単独運転検出装置など分散電源保安技術検討
- 商業ビルの自立運転などでの単独運転検出のあり方や、日米研究施設を活用した分散電源の保安技術の相互検討などを実施。
- サイバーセキュリティ及びITシステムの研究
- 商用IPネットワークベースでの、系統/需要地の計測/管理システムの構築、実証。
- 日米共同でのサイバーセキュリティ試験方法の検討と、スマートグリッドに必要な情報通信技術のあり方などの研究。
- モデル・シミュレーション開発
- スマートグリッドの効果解析など、上記i~ivの研究項目に必要な新たなモデル・シミュレーション技法の開発。
- スマートグリッド全体とりまとめ研究
- ロスアラモス郡のマイクログリッド実証
4.公募期間
平成21年11月2日(月)~12月1日(火)5.応募要領
- 応募資格
応募資格のある法人は、次のa.からg.までの条件、「基本計画」及び「平成21年度実施方針」に示された条件を満たす、単独又は複数で受託を希望する企業等とします。- 当該技術又は関連技術について調査/事業実績を有し、かつ、調査/事業目標の達成及び調査/事業計画の遂行に必要となる組織、人員等を有していること。
- 当該委託業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤があり、かつ、資金及び設備等の充分な管理能力を有していること。
- NEDOがプロジェクトを推進する上で必要となる措置を委託契約に基づき適切に遂行できる体制を有していること。
- 企業等が単独でプロジェクトに応募する場合は、当該プロジェクトの実証研究成果の実用化計画の立案とその実現について充分な能力を有していること。
- 研究組合、公益法人等が代表して応募する場合は、参画する各企業等が当該プロジェクトの実証研究成果の実用化計画の立案とその実現について充分な能力を有するとともに、応募する研究組合等とそこに参画する企業等の責任と役割が明確化されていること。
- 当該プロジェクトの全部又は一部を複数の企業等が共同して実施する場合は、各企業等が当該プロジェクトの実証研究成果の実用化計画の立案とその実現について充分な能力を有しており、各企業等間の責任と役割が明確化されていること。
- 本邦の企業等で日本国内に研究開発拠点を有していること。なお、国外の企業等(大学、研究機関を含む)の特別な研究開発能力、研究施設等の活用又は国際標準獲得の観点から国外企業等との連携が必要な部分を、国外企業等との連携により実施することができる。
- 応募方法
応募に際しては、3.事業内容 〔2〕実証研究に記載されている1.~4.の実証研究内容毎に、全体提案もしくは部分提案について研究業務管理を含めて具体的に記載して下さい。ただし、〔1〕事前調査のみの提案は受け付けません。
応募者は本要領に従い提案書類を作成し、「7.提案書類の提出期限及び提出先」に基づいて御提出下さい。なお、FAX及びE-mailでの提案書類の提出は受付けられません。
公募関連書類は最下部にある「資料」よりダウンロードできますので、御参照下さい。 - 説明会の開催
当該公募の内容、契約に係る手続き、提出する書類等についての説明会(川崎及び大阪)を次の日程により開催いたします。なお、説明は日本語で行います。事前登録は不要です。- <説明会の会場、日時>
[大阪会場]
日時: 平成21年11月9日(月)13時30分~15時00分
会場: 大阪府大阪市北区梅田1丁目8番8号 ヒルトン大阪 4F
[川崎会場]
日時: 平成21年11月12日(木)
10時00分~11時30分[1回目]
13時30分~15時00分[2回目]
会場: 川崎市川崎区日進町一番地10 川崎日航ホテル 12F- 川崎(各回)、大阪開催の説明会は同内容となっています。ご都合の良い日時へご参加下さい。
- <説明会の会場、日時>
- その他
本公募は、平成22年度予算が措置されることを前提として行うものであり、場合により事業の取り消しを含む事業の内容変更等があることを予めご了承ください。
6.審査等
- 審査
以下の審査基準に基づき提案書類を審査します。なお、審査の経過等に関するお問い合わせには応じられませんので御了承願います。 - 審査基準
- 調査/事業の目標がNEDOの意図と合致していること。
- 調査/事業の方法、内容等が優れていること。
- 調査/事業の経済性が優れていること。
- 関連分野の調査/事業等に関する実績を有すること。
- 調査/事業を行う体制が整っていること。
- 経営基盤が確立していること。
- 調査/事業等に必要な研究員等を有していること。
- 委託業務管理上NEDOの必要とする措置を適切に遂行できる体制を有すること。
7.提案書類の提出期限及び提出先
- 提出期限: 平成21年12月1日(火)17時00分必着(郵送の場合は必着)
- 提出先: 〒212-8554 川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー18階
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 新エネルギー技術開発部 系統連系技術グループ 宛- 郵送の場合は封筒に『「米国ニューメキシコ州における日米スマートグリッド実証」に係る提案書在中』と朱書きのこと。
- 持参の場合はミューザ川崎16階の「総合案内」の受付の指示に従うこと。
8.問い合わせ
本公募に関するお問い合わせは、下記までFAXにてお願いします。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
新エネルギー技術開発部 系統連系技術グループ
FAX: 044-520-5276
資料
- 公募要領(387.0 KB)
- 提案書様式(201.0 KB)
- 基本計画(185.9 KB)
- 平成21年度実施方針(180.5 KB)
- 実証事業委託契約標準契約書(4.9 MB)
- 実証事業委託費積算基準(195.1 KB)
- 研究経歴書様式(37.0 KB)

