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次世代LED/有機EL照明を実現するプロジェクトをスタート―あらゆる照明の消費電力を半減 早期実用化を目指す―
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2010年3月17日
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 村田 成二
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 村田 成二
NEDOは、蛍光灯の半分の電力消費量で発光する次世代LED/有機EL照明の開発について大阪大学、名城大学、三菱化学(株)、エルシード(株)、パナソニック電工(株)、コニカミノルタテクノロジーセンター(株)など15者に委託し、次世代高効率・高品質照明の基盤技術開発プロジェクトをスタートすることを決定しました。事業期間は5年間。2014年に、蛍光灯と比較して消費電力を半分にする発光効率で量産可能な次世代照明を実現するための基盤技術の確立を目指します。
1.委託先
- LED 照明の高効率・高品質化に係る基盤技術開発
- 窒化物等結晶成長手法の高度化に関する基盤技術開発
大阪大学、名城大学、株式会社イノベーション・センター、三菱化学株式会社、シチズン電子株式会社、NECライティング株式会社 - 基板の応用によるデバイス技術の開発
名城大学、エルシード株式会社
- 窒化物等結晶成長手法の高度化に関する基盤技術開発
- 有機EL照明の高効率・高品質化に係る基盤技術開発
青山学院大学、山形大学、パナソニック電工株式会社、出光興産株式会社、タツモ株式会社、長州産業株式会社、コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社
2.概要
(1) 事業の社会的、技術的背景(事業の位置付け・経緯・目的)
現在、我が国の家庭で消費する電力の割合を用途別に見ると、十数%が照明であり、エアコン、冷蔵庫に次ぐ割合を占めています。こうした状況の中、一般的な照明光源である白熱電球や蛍光灯を、エネルギー効率の非常に高いLEDや有機ELを用いた次世代照明に置き換えることにより、省エネルギー化を図ることが期待されています。次世代照明の普及を大きく加速させるには、寿命・発光効率・演色性の観点で高品質な性能を実現するとともに、白熱電球や蛍光灯と比較して割高であるというコストの問題を克服する必要があります。しかしながら、高品質かつ低価格な次世代照明を実現するためには、既存技術の改良にとどまらない基盤的な研究開発が不可欠です。
(2) プロジェクト見通し
この事業では、2010年度後半に、ステージIの研究目標に対する達成度、ステージIIの研究目標に対する実現性を中心にステージゲート評価を行い、ステージIIにおける研究主体の選定を行います。また、2011年に中間評価を行い、技術開発目標達成度合いを確認し、技術課題について再検討を行うことになっています。(3) 期待できる効果
この事業によって、蛍光灯と比較して消費電力を半分にする発光効率(130lm/W 以上)と自然光に限りなく近い演色性(平均演色評価数80以上)を両立しつつ、蛍光灯並みのコスト(寿命年数及び光束当たりのコスト0.3 円/lm・年以下)で量産可能な次世代LEDや有機ELの実現が期待されます。(4) 事業期間、予算規模
この研究開発は、ステージI として2年間(2009~2010年度)、ステージIIとして3 年間(2011~2013年度)実施します。ステージIの事業費は約54.7億円です。3.用語解説
[1]LED照明LED(Light Emitting Diode)とは電流を流すと発光する半導体素子の一種で、発光ダイオードとも呼ばれる。このLEDを使った白色照明は既に製品化されており、青色や近紫外LEDチップの光源と蛍光体の組み合わせや、赤・緑・青のLEDチップを組み合わせて白色光を発生させる方法がある。
[2]有機EL照明
有機EL照明は、電圧をかけた有機物が発光する有機EL(Electro-Luminescence)現象を利用している。LEDが点で光るのに対し、有機ELは面で光るという大きな特徴を持つ。また、「薄い」、「軽い」、「熱が少ない」などの蛍光灯や白熱電球に無いメリットを有する。
[3]平均演色評価数
ある物体を照らした時、被照射物体の色合いが自然光と比較してどれだけ再現されているかを示す「演色性」という概念があり、この尺度として平均演色評価数Raが用いられる。自然光のRaを100とし、色合いのずれが大きくなるほどRaの値は小さくなる。
[4]発光効率
発光効率とは、単位電力あたりの全光束(lm/W)により表現される光源の効率を表す。
[5]光束
光束とは、単位時間あたりにある面を通過する光量を表す物理量のことで、単位はルーメン(lm)で表される。
4.お問い合わせ先
(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)NEDO 電子・情報技術開発部 高井 伸之、工藤 祥裕、 TEL 044-520-5210
(その他NEDO事業についての一般的な問合せ先)
NEDO 広報室 萬木(ゆるぎ)、田窪 TEL 044-520-5151

